シスプラチン と カルボプラチン
腫瘍内科
突然ですが、悪性の卵巣腫瘍の治療といえば、
手術+術後化学療法
化学療法のレジメンは、
胚細胞性の腫瘍ならTC療法(パクリタキセル、カルボプラチン)
非胚細胞性ならBEP療法(ブレオマイシン、エトポシド、シスプラチン )
そして悪性リンパ腫の治療といえば、
CHOP療法(シクロフォスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)
お分かりでしょうか…
シスプラチン 、カルボプラチン、シクロフォスファミド
学生の目(わたし)にはどれもCから始まるっぽく見えてしまうのです🥶
この区別をつけるべく、それぞれの特徴をまとめてみます。
とりま、シスプラチンとカルボプラチン🤔
これはどちらも〜プラチンで、プラチナ製剤(白金製剤)と言われるもの
シスプラチンが本家で、その派生としてカルボプラチンやらネダプラチンなどが存在する
シスプラチンは効果も強いが副作用も強いのが特徴で、
吐き気、腎障害、骨髄障害、神経障害などがある
それを和らげたのがカルボプラチンという位置付け🤫