鑑別シリーズ 〜頭痛〜
総論
まず、ざっくり2種類!
一次性頭痛:頭痛の発生が病変に起因しないもの(緊張型頭痛、片頭痛、群発型頭痛など)
二次性頭痛:何らかの病変ありきの頭痛。そいつのせいで起きる頭痛(くも膜下出血、髄膜炎、脳腫瘍など)
どっちがやばいかと言えば、、、二次性!
基本的に緊急性が高い疾患が多く先に鑑別していく。
二次性ぽさを感じる所見…
全身症状:発熱、倦怠感、筋痛など
(Systemic symptoms)
神経学的所見:麻痺、失語など
(Neurological)
突然発症:あれをしていたあの瞬間から…
(Onset)
高齢:40歳以上で新規発症
(Older)
今までにない頭痛:頻度、持続、性状など
(Pattern change)
(頭文字を取ってSNOOPらしい)
これらがあった場合、二次性を考えて頭部のMRI/CT、髄液検査、コンサルトを考慮してゆく
また逆に、
人生最悪の…、突然の…、徐々に増悪する…
が全て否定できれば二次性の可能性は低くなる
(感度が高いんでしょうね、どのくらいか分からんけど)
鑑別
SAH
緑内障発作
側頭動脈炎
脳腫瘍
褐色細胞腫
一次性の頭痛
上気道炎
など