〜仕事が早いのにミスをしない人は、何をしているのか を読んで〜飯野謙次
要約
人はミスをする生き物、だからこそ、フェイルセーフやフールプルーフといった言葉がある。
しかし、それにしてもミスが多い人は確かに存在していて、そういった人は大方自分の頭の中で作業が整理されていないのだろうと感じた。
仕事ができる人間とは恐らく無意識下に自然とさくっと頭の中が整理されている。
でもそれらができない人も意識づけていくことで改善が見込めますよ、
そしてそのためには以下のようなことが大事ですよ、
といったお話。
要点
- ダブルチェックとは、2回チェックすることではなく、2回目はチェックの方法(見方、状態)を変えて行うこと。
→状態が変われば自然と見る目が変わる!
→ダブチェクの三原則
見る人を変える。見方を変える。見た目を変える。
例えば、チェックリストがあるなら、2回目は紙を逆さまにして読んでいく、お勘定なら反対から足していく、など。
- To do リスト×付箋 最強説。
- 自分の仕事や作業をマニュアル化してみる。
- 一度信用を落とすと取り戻すのに10倍の労力がいる
- メールのマナー(私が知らなかっただけ…)
もとのメールは最後に全て引用する
(たとえ部分引用してても)
相手がなんの話だったかすぐ分かる
- 仕事は量ではなく、かかりそうな時間で管理していく
- マルチタスキングのコツは、生み出す仕事と単純作業の仕事を組み合わせること
→脳の異なる領域を使ってあげることでほぐれる
- 円滑なコミュニケーションのポイントは目標を言葉に落とし込んで視覚化しておく
→指示されたことを一段階ほぐして言い換える力
専門外の人の力を借りる方法
1人ではなく、複数人でお互いを刺激しながら進める。さらには全く違うメンバーを入れておくと思いもよらぬ案が出ていい感じに
- 自分の話は短く
自分が言いたいことと、聴衆が聞きたいことは異なる
しかも多くの場合、言いたいことは聞きたいことよりも多い…
→まず、相手の聞きたいことは何か、を考える
- 言い訳をしない→相手の聞きたいことではないから
- 想定外の失敗を想定内にするために…
フォルトツリーアナリシス
→起きて欲しくないことを書き出す
どうしたらそれらが起こるか書き出す
(どうすれば失敗できるか、という逆の視点)
- がっかりはする。くよくよはしない。
→これが一流の失敗対策
失敗とは、注意不足、伝達不良、計画不良、学習不足の4つからなる
「注意不足」による失敗に対するコツは、自分の中の問題と考えないで克服する工夫を見つけること
「伝達不良」による失敗は、相手があってはじめて発生します。防ぐコツを考える際には、情報を発信する側と情報を受け取る側の両方に自分を置いて考えることが大切
「学習不足」による失敗を防ぐコツは、「地道な努力」
「計画不良」による失敗が起こってしまったときには、どの点で読みが甘かったのかを、必ず追求