世界最強記憶術場所法 記憶の奥義/平田直也
記憶力とは地頭勝負のイメージを抱いていた。こうも理論だった記憶法にもっと早く出逢いたかった。
日常のあらゆるシーンで役に立ってくれるだろう。
勉強は覚えられないが、クラスの座席だったり会社のデスク周りなどは覚えているという人は多いはず。
それは 場所 に基づいたイメージに 対象 が結び付けられているから。
これを意識的に行うことで無理のない大量の暗記を可能にする、それが場所法。
要点
- 記憶術=大量の物を正確に効率的に覚えるワザ
- 才能ではなく後天的に伸ばす事が可能
- 何歳からでも!
記憶力競技:全10種目の合計点を競う頭脳競技
種目:
スピードナンバー(5分で数字たくさん)
ランダムナンバー(その60分版)
バイナリー記憶(0と1のランダムな並びを覚える)
架空の年号記憶
スポークンナンバー
スピードカード(トランプ暗記なるはや)
ランダムカード(トランプ暗記じっくり)
顔と名前記憶
単語記憶
イメージ記憶(イラスト)
記憶術1 ストーリー法
単語をイメージに変換してストーリーを作る
例)ボールを投げたら平積みの教科書にぶつかって落ちてしまった。落ちた教科書を釘で固定してたら指に刺さってしまい氷で冷やしてネックレスで縛って止血した。
(たとえば5個の単語)
- 文章としてではなく、イメージとして思い浮かべるのがコツ
- なるべく大げさにインパクト大で
記憶術2 場所法
- ストーリー法はせいぜい10こ程度だが場所法は青天井
- 最古にして最強の記憶法
- 世界チャンピオンも使用
やり方)
場所を作る→プレイスに暗記したい物を置いていく→プレイスを順に辿っていき置いた物を思い出していく
解説)
まず自分のよく知った、馴染みのある場所(ルート)を用意する
例)自分の家(とりま10こ)
玄関→靴入れ→部屋1→廊下→トイレ→洗面所→お風呂場→リビング→キッチン→部屋2
- ばらばらに羅列するのではなく、現実の道順に合うように、歩いて辿っていくかのように
- 図書館でも銀行でも学校でも職場でもなんでもおk
次に格プレイスに覚えたい物を置いていく
例)ボール、教科書、釘、氷、ネックレス、ウサギ、歯ブラシ、ハンバーグ、エアコン、花
なら、
玄関を開けるとでっかいボールがあって入れない。靴箱を開けるとそこには教科書がところ狭しと並べてあり、部屋に入ろうとすると扉一面に釘が打たれていた。
廊下に出れば、氷で水浸しに。トイレでネックレスを落としてしまい、洗面所ではびしょびしょのウサギが。お風呂に入り歯をみがくとリビングにハンバーグが用意されていていい匂い。キッチンに入るとなぜかエアコンが(もったいな)。自分の部屋に入ればそこはお花畑。
てきな。
- 単語はなるべく具体的なイメージに変換し、実際にそのプレイスに存在すると妄想する。
- 文字情報として扱わない。
- 感情も使う(何でそこにあんだよ!みたいな)
- コツは覚える物を大きくするかたくさん増やす
最後に、プレイスを辿っていき、置いた物を拾っていくだけ。
そしてだんだんとこの容量を増やしていく
→上記のは1ルート10プレイスの例
ルートを増やしてもいいし(似たルートは×)
プレイスをより詳細にしてもおk
さらには1プレイスに2つずつ置く 2in1メソッド もおk(玄関にあるボールを教科書の山に投げて…)
同じ場所を使い回したときに前のイメージが重なることを、ゴーストという。それだけしっかりイメージづけられているということ。
- ゴースト対策:単純に 時間を置く のがポイント
- 長期記憶にするためにはやはり反復するのが肝要
数字を覚えるとき
→数字に対して予めイメージを紐付けておく、それを場所法で。
イメージ)すうじのうた より(おかあさんといっしょ)
1煙突
2ガチョウ
3耳
4弓
5鍵
6たぬき
7ラッパ
8だるま
9おたまじゃくし
0ボール
(YouTube参照)
- イメージしやすいものであればなんでもおk
- トップクラスの人はこれを0〜99や999まで作っている…
顔と名前
→タグ付け法
- 顔と名前が覚えにくいのはリンゴなどと異なりその人がその名前である必然性がなく、イメージできないから
解説)
まず、その人の顔や服装、なんでもいいから一言で特徴づける
次にストーリー法で名前と結びつけていく
で、会ったときに特徴付けたタグからストーリーを再生する
- タグのポイントは、次また会ったときに同じタグをつけるであろうものにすること
例)歯が白い!
であれば、歯が白い から 佐藤さん につながるようにストーリーを作る
歯が白い→虫歯ない→てことは砂糖食べない→佐藤さん
- このステップは2.3回、多くても5回で
- 外人ならカタカナ表記にして語呂合わせ的にいく→マイコ・コーリアスなら舞妓さんとか氷、明日とか