評価される技術 横山信治
要約
なぜかいろんな人から好かれている。
そんな友人が1人くらい誰しも思い浮かぶだろう。
彼らのことを考えながら読むと、まさに共通点と言わざるを得ないようなことが詰まっている一冊。
要点
- 大原則
「すべての人間は、自分を認めて欲しい」と望んでいる
→人間というのは他人からどう思われているのか、どう扱われるかを通じて、自己重要感を満たす生き物である
- 相手の承認欲求を先に満たしてあげれば、成功は保証される
- 先に与えなければ、人からは評価はされない
- 人を先に認める場合、自身の自己重要感が枯渇しているとストレスに…
- その場合、利害関係のない友人に聞いてもらうことで解消
- 徹頭徹尾、自己アピールを抑え、相手のために黒子に徹する
- 毎朝、鏡に向かって、自分は優秀な人間だ と大声で唱える
→自己重要感が満たされ、自然に他人を認められるようになる
- 評価される人は、常に相手を観察している
- 人は自身を高く評価し、他人を低く評価する傾向にある
- ほめすぎるほどほめても相手は満更でもないと思っている
- 評価される人は、分け隔てなく人と接する
→どんな人にでも相手の自己重要感を満たす様に努める
→有名な話:一人のお客様を大事にしないと、100人のお客様を逃す
- 評価される人は、自分から先に折れる
→人間は何か問題があって、それに心を奪われているとき以外は、たいてい自分のことを考えている
→自己重要感が下がるが、先に相手の言い分を認める
- 評価される人は、自分から提供する
→返報性の法則
→自分から先に与えなければ、誰も与えてはくれない
- 評価される人は、人に質問をする
→相手に興味を示し、どんどん質問する
- 評価される人は、思い込み持たない
→誰しも世界を変えようと思うが、自分を変えようと思う人はいない
→他人は全て自分と同じことを考えている、と思いがち
→他人の考えていることを想像して疑心暗鬼にならない、自分というフィルターを通さない
→自分と他人は違う人間だと理解する
- 評価される人は、他者を先に認める
→上司が必要としているのは、自分のことを認めて助けてくれる部下
- 相手が威張る人なら、それは、褒めて欲しいというシグナル
- 相手が感情的に起こっている時は、相手の感情に波長を合わせない
→感情からくる非難は聞き流し、反省すべき事実だけに目を向ける
- 評価される人は、知ったかぶらない
→会話で知識をアピールするのは、聞かれた時と、誰も答えられない時のみ
- 評価される人は、批判しない
→資料の矛盾点を指摘するとか持ってのほか
→代替案のない指摘はイチャモンに等しい
- 人に目が二つあるのは、真実を見極めるため
- 人に耳が二つあるのは、話をよく聞くため
- でも、口が一つしかないのは、話すのは聞いたことの半分で十分なため
→人は他人の成功談など興味がない、興味があるのは自分の成功談のみ
- 評価される人は、人の名前を覚えるのが早い
→相手の名前を頻繁に呼ぶ
→人は名前を呼ばれることで、自己重要感が上がる
→田中角栄は人の名前を覚える天才とも
- 評価される人は、常に感謝を忘れない
→いいことがあれば人のおかげ、うまくいかないときは自分の責任
→成功はいかに味方を多く作るか
→味方を作るには、謙虚さと感謝を忘れないこと
- 評価される人は、他人に責任を転嫁しない
→失敗を正視するのは苦痛を伴うもの
- 評価される人は、他人に嫉妬をしない
→感情の中で最も負の要素が強い
→嫉妬心は自信のなさと人と比べることから生まれる
→嫉妬心をなくすことはできないが、努力するエネルギーへと変える
- 評価される人は、会話の主役を見極めるのが上手い
→会話の主役が誰なのかを考えて褒めていく
- 評価される人は、「好き」になる術を持っている
→人間の脳は好きだと思うと、勝手にその根拠を探し始める
→嫌いという感情は変えられないが、自分の思考を変えることはできる
- 日頃からポジティブワードを使う
- 評価される人は、報告の仕方が上手い
→結論から
- 評価される人は、人を憎まない
→人を憎むということは、ネズミ一匹を対峙するのに、家を焼き払うようなものだ
→やはり、自分から折れるしかない
→思い切って相手をゆるそう
- 評価される人は、NOと嫌を言わない
→マイナスな印象を与える
→脳ができる可能性を制限していく
→YESマン!
- 評価される人は、相手の立場に立って考える
→多くの人は、人の話を理解しようと聞くのではなく、答えようとして聞いている
- 評価される人は、怒りをコントロールしている
→怒りの感情が出たら何もしない
- 自慢と正義を語ることは、相手の自己重要感を下げる行為
→自慢するのではなく、相手から褒められる人間になる、正義は語るのでなはく、毛げでこっそり実行する
- 評価される人は、嫌いな感情に理由づけしない
→エスカレートする
- 買った人を褒め、絶賛し、感動する
→真の競争相手は自分自身、誰かに買ってもまた次の相手が現れるだけ
- 評価される人は、他人の間違いを指摘しない
→相手に強要しても変わらない、むしろ変わるものかと決意する傾向に
- 世の中起こることにいいも悪いもない、事象のみが存在する
→ネガティブに考えない、ニュートラルシンキング
- 評価される人は、無駄な詮索をしない
→相手の考えていることがわからないと、想像だけで悩んでいても時間の無駄
→わからないなら、勇気を出して聞くのがいい
- 評価される人は、他人の批判なんて気にしない
→低俗な人々は偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる
→いろんな考え方があると、受け入れる
→言い訳や自己弁護しない
- 評価される人は、結果に執着しない
→結果なんて自分でコントロールできない
→プロセスのコントロールに重きを
- 評価される人は、失敗を恐れない
→試してみるに失敗はない、あるのは成功か学ぶこと