あうとぷっと。

めも。雑記。

後悔しない超選択術 DaiGo

 

要約

 

人は常にいろいろなことを選択し、判断をして生きているが、その結果に後悔した経験もあるだろう。

 

我々の選択とは何を根拠にどのように行われているのか、そして、より良い選択をし続けるためには何を意識すればよいのか理解できる一冊。

 

 

 

 

 

 

 

要点

 

  • 人は1日に70回、人生を左右する選択をしている

 

 

 

  • よくある間違った考え

 

  1. 正しい選択がある × →未来は誰にも分からない、あるのはベターな選択のみ
  2. 今の成功は、自分の過去の選択でできている × →自己奉仕バイアスの典型(成功は自分の力、失敗は他人の責任)
  3. 選択肢は多いほど可能性も広がる × →多いと現状維持の法則が働いてしまいがち

 

 

 

  • まずは自分の意思決定スタイルを知る

合理的スタイル

直感的スタイル

依存的スタイル

回避的スタイル

自発的スタイル

 


→自分で考えて選択しているようで、実はこのスタイルに従っているだけ

 

 

 

  • 自己の選択に対して後悔していない割合が最も多かったのは、合理的スタイルの人たち

 

→他のスタイルであってもそれを自覚することが大事

→他のスタイルの人は、合理的スタイルの人に比べ、選択に際し感情が強く影響している傾向にある

 

 

 

  • 合理的スタイルに近づける習慣

→自分の選択について振り返り、評価する

→楽をしない→誰々が言っていたから…

→長期的に考えてみる、1年後、10年後の結果を想像してみるクセを

→テストしてみる、アンケートや周囲の意見を聞いてみる

→過去の経験、失敗から学ぶ、他人の失敗からも学ぶ

 

 

前者は、常に最高の結果を求める人

後者は、最高ではなくとも、ある程度の結果に満足することのできる人

 

 

  • 前者はストレスを溜めがち
  • どちらにしても、自覚することが大事

 

 

  • 上のスタイルと合わせて10パターン

 

 

 

  • 合理的に選択し、その結果に満足するのがコツ

 

 

  • 人は衝動に抗えない生き物と心に刻む

→衝動や誘惑を前に冷静かつ合理的な判断をできる確率は50%らしい

 

 

 

  • 知識や経験よりもアンケートの母数を重視

→人は直感に頼りがちで客観性を失いやすい

 

 

  • 三者の目を意識する(サードパーソンチョイス)

→この選択を誰かが評価するとしたら?という視点

自分の両親が、恋人が見ているとしたら…

 

 

 

  • 未来の自分を想像してみる

→近い未来を想像することで、自分のあるべき姿がクリアになる

10−10−10テクニック

→その選択に10分後、10ヶ月後、10年後どうなっているか

 

 

  • プランやコストを明確化する

→脳は明確なプランに従うようにできている

不確かなプランは他の選択肢を選ぶ余地を与える

 


→時間をお金に置き換えて無駄を省く、コストベネフィット

→行動に費やす時間をお金に換算する

→自分の時間をお金に換算して、この選択肢が本当に選ぶ価値があるのか考える

 

 

 

  • 例えば、1時間テレビを見る

→休養にはなるが、1000円の価値があるか、とか

 

 

 

  • 判断材料は複数用意する

→思い込みによる判断ミスをなくす

→初頭効果による確証バイアスが働いてしまう

→周囲と同じものを選んでしまう社会的証明(慣れない地で特に強くなる)を避ける意味も

 


→対立した意見を集める

→自分を他人に置き換える

→文献を2冊ほど読んでみる

 

 

 

  • ついでに初頭効果に関しては、人は無意識化に約7秒で第一印象を判断し、その初対面の印象は半年間続くとも

 

 

 

  • 難しい選択は午前中に

ジャムの法則 試食コーナーにたくさん置く場合と少なくした場合、試食後に購入した割合は後者の方が多かった

→多すぎる選択肢は人間から判断力を奪う

→選択し続けると疲弊して思考を放棄し始める、選択疲れ

 


朝に1日の行動を決める習慣が後悔しない選択に繋がる

 

 

 

  • 不安の対策を作る

→不安は目を曇らせ、後悔する選択を引き寄せる ネガティブバイアス

→まずこのネガティブバイアスを認識し、その上で自分が感じている不安が本当に意識を向ける必要のあるものか冷静に考えてみる

 


呼吸法 タクティカルブリージング

→鼻で4秒かけて息を吸い、4秒間息を止め、4秒かけて吐き出し、また4秒止める

 


瞑想法も有効 数息観

→お腹を突き出し、背筋を伸ばして座る

→前方1.5mくらいを見て、1分間に5回程度のペースで呼吸しながら吐いた数を数える

→10回数えたらおしまい

 

 

 

フレーミング

→解釈によって不安はモチベを高めてくれる

不安を感じたら、興奮してきた!ワクワクしてきた!と叫んでみることで心理的な負担を軽減することができる

 

 

 

  • 朝のゴールデンタイムを活用する習慣術

アイビーリーメソッド

→今日やるべきことを6つ書き出す

→それに優先順位をつけ、その順に作業をする

→一つの作業を終えるまで次の作業には行かない

→やり終えられなくても気にしない

 

 

 

  • ミスを引き起こす落とし穴5つ

 

  1. 感情バイアス→肯定的な意見ばかり受け入れてしまう
  2. プロジェクションバイス→現在の感情を軸にして未来の幸福を推し量ってしまう
  3. サンクコストバイアス→すでにかけたお金や時間を取り返そうと損な取引してしまう
  4. 正常性バイアス→多少の異常を正常なものとしてとらえて、心を平静を保とうとする
  5. モリーバイアス→過去の歪んだ記憶に基づいて未来の選択をしてしまう

 

 

 

1 

感情次第で受け取り方が180度変わってしまう

ストレスを感じている場合は紙に書き出してみるエモーショナルディスクロージャーが有効

 


2 

必要以上に悲観的、楽観的に意思決定を下してしまう

これは、今の感情と未来の感情がかけ離れすぎているから

 


3 

過去の自分ではなく、今の自分に目を向ければいい

 


4 

自分にとって都合の悪い情報を無視してしまうこと

自分は大丈夫という思い込みとか

自分の判断力のなさ、選択する力のなさを認めること

 


5 

記憶に関する日記をつける

嫌な記憶、嬉しい記憶、悩んだ記憶など

比較する

 

 

 

 

 

 

 

感情知性を高める

→自分や他人の感情を把握したり、自分の感情をコントロールしたりする能力、後天的に鍛えられる

 

How

→瞑想:緊張や不安、ストレスをコントロールできる

感情の粒度を上げる:自分の感情をどこまで詳しく表現できるか

 

 

 

  • 多数の選択肢がある時

現状維持の法則が働いてしまいがち

トーナメント方式!

→ランダムに4グループに分け、それぞれのベストを選び、準決、決勝と比べていく

 

 

 

  • 適度な空腹状態の方が判断力は高くなる

 

 

 

  • 10%ルール

→なにか自分を変えたいとか生活を変えたいと考えた時は、一度に全てではなく、10%くらいから変化させていく

→大事なのは継続